なぜ ISO9001を取得しようと思ったか
2001年1月29日 ISO9001の認証を取得しました。
ISO取得への我社の取り組みや審査機関・コンサルタントの選び方、マニュアル作成等についてなど、体験談を交えながら易しく解説していきたいと思います。
「信頼できる品質でお客様に満足いただきたい」それは、精美堂設立以来のモットーです。
始めは雑談から
社内での雑談中に「ISO9001は当社でも取得できないものか?」と話が出ました。
その時点では、まだISO9001について知識も乏しく、それでは少し調べてみようといった感じでした。
具体的な計画もまだないまま、2000年1月より調査することだけ決まった程度でした。
1月になって入門書等で調べてみると当社でも可能性があるとわかり、言い出しっぺの私が責任者になり取得に向けて本格的な資料集めに入りました。
苦労した資料収集
具体的には検索エンジンの「goo」でISO 中小企業 取得の検索で当時1800件ぐらいのヒットがありました。(最近では4000件、googleで5780件ぐらいのヒットがあります。)
これを全部よみました。
全部読むといっても必要なのは/1/3であって2/3は必要ありませんでした。
本当に必要なのはそれよりもっと少なくなります。
こう書くと簡単にすんでしまいますが、実際には、必要な情報の取捨選択の毎日でした。
トップページでは、内容がわからず、読み進んでいくうちに大変参考になった物、まったく参考にならなかった物など千差万別でした。
今回、ホームページにISO取得奮戦記を掲載することにしたのは、これから取得を考えておられる方々にもっと手間をかけずに情報収集していただけたらと考えたからなのです。
当社のISO取得意義
※まずこれから生き抜くための他社との差別化
新しい市場を獲得
認証/登録
市場占有率の維持
官庁の入札
大会社と競争ができる
※常に新しいものにチャレンジしていきたい
※他社のまねをしない(ISOを取得を考えた時はまだ1社も取得していなかった。)
※当社の書類体系の整備
このような、かっこいい理由で取得をめざしました。
取得までの経過
詳しい内容は次回以降HP上で紹介していきたいと思います。
最初に情報を収集した後、何をしたか。
具体的なコンサルタントの選択です。
同業他社でISO取得してたところがなかったので、「コンサルタントはどこが良いのか」という情報はありませんでした。また、そのような情報を教えてくれるところも、ホームページで発信しているところもありませんでした。
腕のいいコンサルタントの情報も一つの財産なのでしょう。なかなか分かりませんでした。
そんな中で平塚商工会議所がコンサルタントについての情報を提供してくれましました。
商工会議所のコンサルタントは利用しませんでしたが選択の指針には役立ったと思います。
結局ホームページの作者と書籍の著者の何人かにメールで詳細を聞き決定しました。
審査機関についても選定には苦労しました。
当初は、お得意様とコンサルタントの紹介で、ある審査機関を選び、直接話を聞きたくて、当社の資料を持参し審査官に面接しました。
しかし、この審査官が大変は無礼な態度で資料など全然見もしないで『ISO9001を無理して取らなくてもいいんだよ。』と、まあこんな具合でしたので信頼できず、この審査機関はあきらめました。
この後日談は、いろいろありまして日をあらためて書いていこうと思います。
私は、コンサルタントと審査機関の選定が、ISO取得の大事な鍵となると思います。
この二つを間違えると1年半経っても取得は出来ないような大変な事態になると思います。
取得の経過の詳細は今後、詳しく紹介していきたいと思います。
すぐに聞きたいことがある場合はメールでお願いします。