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ドキュメントイメージスキャナQ&A 第7回

月刊 IM(Journal of Image& Information Management) 2002年7月号( 第41巻 第7号)35頁に掲載されたものを許可を得て転載したものです。
http://www.jiima.or.jp

ドキュメントイメージスキャナQ&A
町田政彦 キヤノン電子(株)
<第7回>
Q一般にマスマーケットと呼ばれ量販店で売られているスキャナは、わずか数万円なのに、十数万から高いものでは数百万円もするドキュメントイメージスキャナより高い解像力を有し、色々なアプリケーションソフトウエアが同梱されています。また、ドキュメントイメージスキャナはカラー画像を扱えないものもあります。どのような違いがあるのでしょうか?

A対象とするドキュメント、及びその量の違いにより、それぞれのスキャナの性格が異なっています。

フラットベッドスキャナの主な用途は写真等のスキャン、OCR、小規模ファイリング等です。写真のスキャンの為に画質が重視されます。当然のことながらフルカラーに対応し、解像力も600~1200dpiが一般的に使用され、最高解像力は2400dpiのものもあります。連続的に何十枚とスキャンすることはほどんと無く、その為連続的に紙送りができるオートフィーダーを準備しているものはまれです。たとえあったとしてもオプション設定になっています。

一方、ドキュメントスキャナは、大量で定型の書類、伝票等が対象ドキュメントであり、画質よりも、スキャニングのスピード、標準装備されているオートフィーダーでの、紙詰まりや重送の無い正確な紙送りがより重要となります。

オートフィーダーには50枚程度から1,000枚も紙をセットできます。最近ではカラードキュメントの増加から、カラーにも対応しているスキャナが増えてきましたが、それでもカラーでスキャンするのは例外的な場合が多く、特にファイリングの用途では白黒でのスキャンが一般的です。その理由は、日に数百枚~数千枚スキャンするドキュメントイメージスキャナでは、カラースキャンをした場合のファイルサイズの増大に伴うストレージコスト上昇の問題と共に、スキャニングスピードの低下が生産性の低下を招くという問題もあります。また、PCのパフォーマンスにもよりますが、大きなファイルサイズは検索の面でも速度の低下を招きます。同じような理由で、解像力も高いもので600dpi、一般的には200~300dpiを中心に使われておりますが、その用途からは十分な画質が得られます。ちなみに解像度を2倍にすると、ファイルサイズは4倍になります オートフィーダーを通し、一度のスキャンでドキュメントの裏表両面をスキャンすることも可能です。耐久性は、フラットベッドスキャナが2~5万枚程度なのに対し、ドキュメントイメージスキャナは、数十万~数百万、それ以上のスキャンに対応しているものもあります。

カラーに対応していなかったり、あるいは解像度が低くても、フラットベッドスキャナにはない、オートフィーダーを装着しての高速なスキャン、高耐久性がこのような大きな価格差になっています。

下記に主な違いを表にまとめました。もちろん例外もあります。
マスマーケットスキャナ ドキュメントイメージスキャナ
アプリケーション 写真のスキャン、OCR、小規模ファイリング ファイリング、OCR,帳票処理ワークフロー
処理枚数/日 数枚~数十枚 数百枚~数万枚
カラー 対応 一部のみ。但し、増加している。
耐久 2~5万枚 数十万~数百万枚
主に使われる解像度 600~1200dpi 200~300dpi
価格 数万円前半 十数万~数百万円
オートドキュメントフィーダー あってもオプション 標準

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